4月24日~26日、NPO建築ネットワークセンターのメンバーとともに被災地に行きました。まず羽咋市にある「被災者共同支援センター」を訪れ、事務局長から話しを聞きました。

 その後、羽咋市、内灘町の液状化による被災現状を調査。翌日から重大な被災状況にある輪島市、珠洲市に行きました。余りの酷さに言葉を失い、国や県の被災地対応に怒りを覚えました。ここでは被災地での木造仮設建設について報告します。

 下の写真は珠洲市見附公園(景勝地の近く)に建設中の現場です。著名な建築家坂茂氏の設計によるもので、木造2階建15戸×6棟=90戸です。3月初めに着工し、5月中旬~7月上旬にかけ完成予定、住戸は1DK、1LDK、3LDKの3タイプです。

 建築材はDLT材(接着材等を使わず、木ダモのみによる接合積層材)を使用し、石川県産材も使い、地元の業者、職人が施工しています。基礎はコンクリート基礎で、恒久住宅として建設され、仮設住宅使用後は市営住宅へ転用が予定されています。

 この木造仮設住宅は、「まちづくり型応急仮設住宅」と呼ばれ、「里山里海景観に配慮した新たなまちを整備することを目的に、市街地や市街地近郊のまとまった空地等に長屋型の木造仮設住宅を整備し、入居期間終了後は市町営住宅に転用することを基本とします」と説明されています。

 木造仮設はこのほか「ふるさと回帰型応急仮設住宅」があり、「集落内の空地等に戸建て風の木造仮設住宅を整備し、入居期間終了後は市町営住宅に転用」します。被災地(石川県)の木造仮設住宅は約1300戸で、全仮設住宅(約5800戸)の2割強です。従来型プレハブ仮設住宅が7割となっていて、他にトレーラーハウスなどがあります。

 NPO住まいの改善センター理事長 坂庭国晴